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鰻の成瀬を運営するFBI、AIフュージョンキャピタル傘下に — 創業者は保有全株式を手放し、店舗数は約270店舗まで縮小

2026年3月31日付のM&A Onlineで、AIフュージョンキャピタルグループ(東証グロース・254A)がフランチャイズビジネスインキュベーション(FBI、滋賀県高島市)の株式58%を5,805万円で取得すると発表。創業者・山本昌弘氏は保有全株式52.5%を手放し、加盟会社による店舗撤退の表明も出ている。

公開: 2026年5月13日更新: 2026年5月16日うなぎFC比較ナビ 編集部
鰻の成瀬を運営するFBI、AIフュージョンキャピタル傘下に — 創業者は保有全株式を手放し、店舗数は約270店舗まで縮小
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この記事を読むと分かること

うなぎフランチャイズ「鰻の成瀬」を運営する フランチャイズビジネスインキュベーション株式会社(FBI、滋賀県高島市) について、2026年3月末から4月にかけて経営体制と店舗網に大きな動きがあったことを、当サイト編集部の調査記録としてお伝えします。加盟検討中の方向けに、何が変わったのかと、加盟前に本部へ確認しておきたい観点を整理しました。

3秒でわかる要点
  • AIフュージョンキャピタルグループ(東証グロース・254A)が FBIの株式58%を5,805万円で取得。取得は2026年4月10日付で完了
  • 創業者・山本昌弘氏は2026年3月時点で 保有全株式52.5%を手放したと本人インタビューで公表
  • 店舗数はピーク時の 約380店舗から、2026年3月末時点で約270店舗 規模まで縮小したとの第三者集計

AIフュージョンキャピタルグループが2026年4月10日付でFBIを子会社化

M&A情報メディア「M&A Online」が 2026年3月31日に報じた内容によると、東証グロース上場のAIフュージョンキャピタルグループ(証券コード254A)が、鰻の成瀬を運営する フランチャイズビジネスインキュベーション株式会社(FBI、滋賀県高島市) の株式を取得し、子会社化しました。取得は2026年4月10日付で完了したと発表されています。

取得株式比率
58%
取得価額
5,805万円
取得完了日
2026年4月10日
対象会社
フランチャイズビジネスインキュベーション株式会社(FBI)
本社所在地
滋賀県高島市
取得元
AIフュージョンキャピタルグループ株式会社(東証グロース・254A)

FBIは 「鰻の成瀬」を含む複数ブランド をフランチャイズ展開する会社で、AI・DXの活用による出店効率と収益性の向上を進めるとされています。創業3年で全国規模の店舗網を構築したFCの運営会社が、上場グループの傘下に入る形になりました。

創業者・山本昌弘氏は2026年3月時点で保有全株式52.5%を手放したと公表

FBI創業者で代表の 山本昌弘氏 は、2025年11月28日の日本経済新聞のインタビュー記事で「斜陽業界の立て直し」をテーマに事業の意義を語っていました。その後、株式譲渡の動きが進み、2026年3月時点で保有全株式52.5%を手放したと本人が公表しています。

創業から3年で全国規模の店舗網を作った創業者が、メディア露出から数か月のうちに保有株式の全てを譲渡するのは、加盟検討者から見ると 運営会社の信頼性ブランドの持続性 を考えるうえで前提となる情報です。本記事ではどちらが良い・悪いと評価せず、観測された事実として記録しています。

あわせて、AIフュージョンキャピタルグループは取得後の方針として「AI・DXによる出店効率と収益性の向上」を掲げており、これまでの「本部は最低限の関与で、加盟店同士のLINEコミュニティで補完する」という運営思想が今後どう変化するかは、加盟前の確認材料になりえます。

加盟会社の代表が2026年3月7日に藤沢店・大和店の閉店と事業撤退を表明

当事者発信としては、ある加盟会社の代表が 2026年3月7日にX(旧Twitter)で、「3月31日付で藤沢店・大和店を閉店し、鰻の成瀬の事業から撤退する」旨を表明しています。複数店舗を運営していた加盟側の判断であり、本部からの一方的な閉店指示ではない点に注意してください。

本部公表ではなく加盟側の自発的な発信である一方で、複数店舗を抱える加盟会社単位での撤退は、本部のサポート立地条件と売上の相関既存店舗の売上推移 を考えるうえでの参考情報になります。閉店理由の詳細はXの発信内容のみで、本部の公式コメントは取得時点では確認できていません。

注記(発信元と信頼性レベルについて)
  • 発信は 加盟会社代表本人のX投稿 によるもの。本部公表ではなく一次情報の当事者発信
  • 第三者メディアによる検証記事は2026年5月時点で広く出回ってはいない
  • 個別案件であり、すべての加盟店オーナーが同様の判断をしているわけではない

第三者の株主分析: 総資産が1年で約11億円増、当期純利益は赤字に転じたとの集計

株主・経営分析メディア「coki.jp」が2026年4月以降に公開したFBIの株主構成分析記事(株主番号 73647)では、決算公告ベースとして次のような数値が指摘されています。

項目指摘されている内容
FBI 2025年8月期 売上20.6〜20.8億円(M&A Online掲載値)
同 営業利益5,460万円(M&A Online掲載値)
同 純資産7,890万円(M&A Online掲載値)
総資産(前年比)4.4億円 → 15.3億円(1年で約11億円増)
当期純利益-3,941万円(赤字に転落と指摘)
負債合計約14.5億円

売上規模は20億円台に達した一方で、負債が約14.5億円に積み上がり、当期純利益が赤字に転じたとの集計です。これは第三者メディアによる分析であり、本部公表の決算資料そのものではありません。鰻の成瀬の店舗数についても、第三者集計では ピーク時の約380店舗から2026年3月末時点で約270店舗 規模まで減少したと言及されています。

加盟検討者にとっては、月商や利益率といった単体店舗の数値だけでなく、運営会社全体の財務状況店舗数の成長推移 もブランド選びの前提情報になります。具体的な開示資料については本部に直接確認するのが確実です。

2024年9月のテレ東特集から2026年4月の子会社化までの観測経緯

背景にあるのは、2022年9月の1号店オープン以降のFC急拡大と、2024年8月の値上げ・メニュー拡張以降の店舗整理です。観測時点の整理は次のとおりです。

1
2024年9月
テレ東「カンブリア宮殿」で258店舗時点の特集が放映
創業からの急成長と「職人不要のFCモデル」が紹介された(背景情報として)
2
2024年8月10日
一律300円値上げと国産プレミアム等メニュー拡張
梅1,600→1,900円、竹2,200→2,500円、松2,600→2,900円。海外養殖と国産プレミアムを加え計9種にメニューを拡張
3
2025年11月28日
日本経済新聞インタビューで創業者が「斜陽業界の立て直し」を語る
山本昌弘氏が事業の意義をメディアで発信
4
2026年3月7日
加盟会社代表がXで藤沢店・大和店の閉店と事業撤退を表明
「3月31日付で藤沢店・大和店を閉店し、鰻の成瀬の事業から撤退する」と当事者発信
5
2026年3月(時点)
創業者・山本氏が保有全株式52.5%を手放したと公表
本人インタビューで保有株式の全譲渡が明らかに
6
2026年3月31日
M&A OnlineがFBIの子会社化を報道
AIフュージョンキャピタルグループが株式58%を5,805万円で取得、4月10日付で完了予定と発表
7
2026年4月10日
AIフュージョンキャピタル傘下入りが完了
FBIは東証グロース254Aの子会社となり、AI・DXによる出店効率と収益性の向上を進める方針
8
2026年4月以降
coki.jpの株主分析が財務状態の急変を指摘
総資産 4.4→15.3億円、当期純利益 -3,941万円、負債 約14.5億円との第三者集計
9
2026年5月時点
当サイト編集部の調査記録に反映
上記の一次・二次情報をまとめて確認し、加盟検討に必要な観点を本記事として整理

加盟検討時に本部へ確認しておきたい観点

上記は 公開情報を編集部がまとめたもの です。実際の加盟検討では、本部に対して以下の点を確認しておくと判断材料が揃いやすくなります。

加盟検討時のチェックポイント
  • AIフュージョンキャピタル傘下入り後の 本部のサポート体制 の変化(スーパーバイザー制を採るか、加盟店LINEコミュニティ中心の運営思想を維持するか)
  • AI・DXによる出店効率と収益性の向上」の具体策(既存加盟店への適用範囲と費用負担の有無)
  • ピーク約380店舗から約270店舗への減少について、地域別・立地条件別の閉店比率
  • 2024年8月の値上げ・メニュー拡張後の 既存店舗の売上推移原価率の変化
  • 加盟金・固定10万+売上4%のロイヤリティ・契約期間など 契約条件の最新版(買収を機に改定されていないか)
  • 創業者の全株式譲渡後、本部の主要意思決定者 は誰になるのか
  • 公正取引委員会・中小企業庁が示すフランチャイズの 法定情報開示書面 の内容(直近3事業年度の決算・直営店と加盟店の数の推移・既存加盟店からの訴訟件数 等)

本記事は「鰻の成瀬」案件の良し悪しを判定するものではなく、検討時点で確認できる事実を整理したものです。最終的な判断材料は本部公式の最新情報 を直接お問い合わせください。

出典・参考情報

出典・参考情報
  1. M&A Online「AIフュージョンキャピタルグループ、「鰻の成瀬」運営のフランチャイズビジネスインキュベーションを子会社化」(2026年3月31日掲載)2026-05-13閲覧)
  2. coki.jp 株主分析記事「フランチャイズビジネスインキュベーション(株主番号 73647)」(2026年4月以降公開)2026-05-13閲覧)
  3. 日本経済新聞「鰻の成瀬 山本昌弘氏インタビュー」(2025年11月28日掲載、創業者が「斜陽業界の立て直し」を語った記事)2026-05-13閲覧)
  4. 鰻の成瀬 公式サイト2026-05-13閲覧)
  5. 加盟会社代表によるX(旧Twitter)投稿(2026年3月7日付、藤沢店・大和店の閉店と事業撤退の表明)2026-05-13閲覧)
  6. 当サイト編集部による2026年5月時点の調査記録2026-05-13閲覧)
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